
時間を「自分のものにする」とは? 〜 時間は人生 time is life〜
生まれた環境(地域・家庭・資産・教育水準など)というのは、私もあなたも 一人一人違うものですが 全ての人が共通して手にするもの。それが「時間」です。この世に生まれ出でたスタートやゴールは違えども、今この瞬間を生きているという事実、そう 今この記事を読んでくれているという時間を「どう使い」「どう感じる」かはあなたの自由なのです。人は日々、様々な選択を繰り返して生きています。では、今日この瞬間までの意識した・無意識だった「時間」は あなたの思い描いた人生に見合ったものでしたか?
ああ、あっという間に また時間が無くなっちゃったよ〜汗 ということも多々あるのではないでしょうか。
そんな無意識の時間を、出来れば自分にとって「良い時間(選択)だったな」と有意義に思える工夫の数々がこの本では紹介されています。
・時間をどう考え、時間をどう使うかで、人生は大きく変わる。P21
・人生とは「時間の積み重ね」。時間を有意義に使うことは、人生を有意義に生きることと同じです。P21
自分の時間は、自分の持ち物です。
あなたは周りの人や状況に、イライラし、気分を害したりすることはありますか?
筆者は著書の中で「イヤなことがあった時にどう向き合うかで、人生は変わっていくのです。」と述べています。P133
もちろん誰しも嬉しい時や悲しい時は訪れます。もし、その感情を押し殺す、抑えることは やがて無感情になり、自分が何に喜びを感じるのかわからなくなってしまいます。そうではなく、感情はそのままに 筆者は「反応」をコントロールすることを勧めています。(何かに興奮しそうになったらまずは一息つく) P202
また、第3章 時間を自分のものにする技術 の中では、
相手ベースの時間(他人に侵食される時間)を減らし < 自分ベースの時間(自分軸で行動する時間)を増やす方法が具体的に取り上げられています。P131
・仕事でグチをよくいう人は「相手ベースの時間」を生きている人です。 P135
後悔しない方を選ぶ
「選択する」という決断は「選択しない」という決断と裏表。 P181
選択したものへの「価値の強化」 P182
「やるも選択、やらぬも選択。どちらを選んでも後悔しない」 P185
自分の人生をデザインする P217
役割の時間の割合より幸福の時間を増やす(スケジュールデザイン)
他にも すぐに行動が損することもある など 目から鱗の視点も満載です。
4つの時間
筆者は時間を4つの時間で区別しています。
①幸福の時間 ・・幸せや喜びを感じている時間(趣味の時間、晩酌、温泉など)
②投資の時間 ・・目的のための努力する時間(試験勉強、筋トレなど)
③役割の時間 ・・やらなくてはいけない時間(家事や子育て、仕事、通勤など)
④浪費の時間 ・・無駄だと感じる時間(ダラダラと過ごしていた時間など)
ここで面白いのは、同じ行為を過ごす時間でも 人によって捉え方が全く違うことがよくあるという点です。
Aさんにとって テレビを観ることは①幸福の時間(楽しい時間)であるのに対し、Bさんにとってテレビを観る時間は④無駄な時間であり、またCさんにとっては②投資の時間(社会の情報収集)であるのです。
誰かにとって食事やお風呂が①幸せな時間 だとしても、他の誰かにとってそれは単なる義務的な、あるいは苦痛な時間だけども最低限で済ませたい③役割の時間 かもしれません。
こういったことを踏まえて、自分にとってあまり楽しいとは思えない時間を 幸福な時間へ移行することが出来れば 毎日はもっとスペシャルになるのではないか?というたくさんのヒントをこの本は伝えてくれます。
例えば私は 毎朝30分の散歩と退社後のジムでの筋トレを習慣にするように心がけています。
この時の 朝の散歩前の「眠い」「面倒」は ②健康のため でもあり ③やると決めたからやる役割の時間 なのですが、朝散歩から戻った時 身体が温まりスッキリ目覚めた感じ、その後の会社出勤までの間 朝食・昼食準備やブログの入力作業へスムーズに身体と頭を切り替えることが出来る達成感は気持ちがいいものです。(頑張りすぎて若干朝から疲労感もありますが)また、ただ歩くだけの時間ではなく その間に聞く最新の音楽や本やニュースの要約チャンネルをYouTubeで聴くことで、色々な新しい情報をアップすることも出来 ①や②も踏まえた時間を過ごせているのではないかと自分では思っています。
また、ジム通いも正直 面倒だとかキツイな、家帰ったらもう時間無いよななどと思うことが常ではあるのですが、頑張って筋トレを行った後のスッキリ感や達成感、運動前までの色々な苛立ちや負の感情が無くなっている時は①幸福な時間です。(ちなみに宅トレだと本当に運動しなくなるので強制的にジムで運動やるようにしてます)
人生をデザインする
時間は命。時間はお金じゃ買えません。
人生は十人十色、この本は あなたの人生をデザインするひと役になると思います。
ぜひ一度手に取って読んでみることをおすすめします!

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