お人好しの友へ送る、他人への手助けでクタクタにならないための方法。「GIVE &TAKE」アダム・グラント著:2014年初版 ギバーは損?いえ、成功のカギは“与えること”にあり

注:ただし色恋絡みのギバーは除く。

同じオフィスで働くことになったカーリーちゃんとピンカーン。

カーリーちゃんは資料づくりで行き詰まってしまいました。


そこへピンカーンが「僕、表計算なら得意だよ」とサポート。


カーリーちゃんは助けてもらったお礼に、ピンカーンが苦手なプレゼンの練習に付き合います。

結果、お互いに力を発揮出来ました。

与えることは相手の弱点を補うこと。助け合えば信頼が広がる

チームとしてレベルが上がった感じだね

目次

お人好しなアナタへ

  • 人のために頑張ってるのに、なぜか報われない.。
  • 自分の利益ばかり優先する人が、うまく立ち回っているように見える。
  • 気づけば、クレクレちゃんに利用されてばかり。

そんなモヤモヤを抱える「お人好しさん」へ。

アダム・グラントの『GIVE & TAKE』が アナタのモヤモヤにズバリ答えてくれますよ。

この本では、人のタイプを

「ギバー(与える人)」「テイカー(奪う人)」「マッチャー(損得を合わせる人)」の

3つに分けて分析しています。

著書の前半では、ギバー・テイカー・マッチャーそれぞれの人物像が 

具体的な!人物を実例に細かく説明されています。(日本ではなかなか無い書き方)

そして後半では「ギバー」が テイカーマッチャーとやり取りするうえでの

効果的な対処方法が詳細に書かれています。

人生が劇的に変化するかどうかは分かりませんが、少なくとも「燃え尽きそうなギバー」さんが

今よりは生きやすくなるヒントにはなると思います。

この本を読むメリット

この本を読むことで得られるメリットは、下記の通りです。

  • 一見「人間関係で損ばかりしている」ギバーが 実は他の2つのタイプよりも成功する理由が分かります。
  • 何故、与えることが最大の成功戦略になるのかが具体的に書かれています。
  • 「自己犠牲型」のギバーから抜け出し、賢いギバーに変わるヒントが見つかります。

日本人の美徳のような価値観「情けは人のためならず」とは、似ているようでちょっと違う。

もう少しビジネス的な発想でのギブアンドテイクのメリットを指し示してくれる筆者に

読む側も「ああ、そういうことかぁ。」と納得の内容です。

一見、得しているように見えるテイカーやマッチャーよりも

結果ギバーが一番リターンが大きいんだということに気づき、行動することで

今より大きな結果が得られるかもしれません。


めちゃくちゃ人当たりの良い「テイカー」も居れば、感じの悪い「ギバー」も居るので 見た目だけで見分けることは難しいと思います。

しかしこの本には、それぞれのタイプがよく出す「特徴」が書かれていますので、タイプを見分ける際は是非、参考にしてください。(詳細は内容をどうぞ)

驚くべきは、一番成功するのも、一番失敗するのも「ギバー」だという事実。
では、成功するギバーと失敗するギバーの違いはどこにあるのか?

この本を読むと、
「自己犠牲して消耗するギバー(どんどん元気が無くなる)」から

「他者貢献で人脈も信頼も広げるギバー(皆んなが元気になる)」へ

一歩踏み出すヒントが見つかります。

良い人過ぎて心を病みガチなアナタ、心療内科や有名な霊能者達に相談に行く前に 一度この本を読んでみては?

(少なくともボッタくられる心配はありません)

おまけ

この著書でのギブ&テイクに関しては、主にビジネスに関する関係性について書かれています。

ここで出てくるギブは相手との信頼関係を気付き、個人ではなくチームとして発展させていく内容です。

(翻訳者:楠木氏の書かれた解説内容で「仕事とは自分以外の誰かのためにするもの」と書かれているとおり P11)

仕事ベースの内容ですので、色恋がらみのギブ&テイクとは一線を画します。

※リリちゃんの使うギバーは「お金を頂き続けられる自己犠牲のギバー」から搾取しつつ 自分(リリちゃん)も相手(ギバーおぢ)の承認欲求を満たしてあげているのでWin-Winな関係ということみたいですが、この本でのチームとして考えるという内容とはちょっと解釈が違うかな。他にもキャバの嬢やホストに貢いでナンバーワン目指すは、チームで考えるという点では一見ギブアンドテイクが成り立つのかもですが、結局最後は不幸な人が残るという点では全然Win-Winではないよね。

この本は、健全に「チームの誰もが元気になって栄える」状態を作る方法が学べますよ。

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代

https://amzn.to/4mYNq2p

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