正直者がバカを見る 『金のゼーリシと銀のゼーリシ』の不条理 著者:マネー・ヘッタ・チャン〜2011年初版〜

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地獄の沙汰もコネ次第?

むかしあってこれからもおこるお話。

はじめに・・

注:このお話はあくまでもフィクションですよ〜。
  童話のお話、ファンタジーですよ〜。
  現実でもそうとは書いてませんよ〜。

3月9月といえば、会社によっては決算時期だったりしますよね。経理の人や社長さんは大変な時期ですね。

ねぇピンカーン、なんであのポンコツな税理士さんに
みんなわざわざ高いお金を払うの?

それがね、ただの無能じゃなくて“天下りの税理士”だからなんだ。

天下りって…税務署から来たってこと?

そうそう。
税務署に長年勤めて定年したら、試験を受けなくても自動で税理士資格がもらえるんだ。知識がなくても“元税務署”ってだけで看板になるんだよ。

えー!
でも知識のある国家試験に受かった税理士さんのほうが安心じゃない?

それが逆なんだ。
優秀で顧客に寄り添う税理士ほど税務署に対して対等に意見するから、
税務署が“こいつは生意気だ”って徹底的に調査に来るんだよ。

うわぁ…それじゃ顧客の会社は大変じゃない!

だから会社は“税務署に従順な天下り税理士”を選ぶんだよ。
そうすれば税務署は調査に入らない。
税理士なのに税金のこと全然わかんない、無知で高くてポンコツでも
しょっちゅう税務署に引っ掻き回されるリスク回避のために結果
ポンコツ税理士が選ばれちゃうんだ。

なるほど…。
結局、自分の努力で資格を得た 真面目で優秀な税理士さんでも
税務署に取り入ることが出来なければ仕事が来なくなるってことか。

そうなんだ。『金のゼーリシと銀のゼーリシ』は、
その不条理を皮肉った寓話なんだよ。

国も税務署も、税金がたくさん取れる方がいいもんね。
正直者がバカを見るなんて、童話の世界と真逆だね。

税理士 池に沈める話ではありません。

物語は、主人公のヘッテルちゃんが 頑張って国家資格を取り、税理士事務所を立ち上げてから衰退していくまでの逆サクセスストーリーです。

救いは無いですが、日本の現状を知る上では 社会科のお勉強として参考になるかもしれませんね☆

他にも、こちらの本に出てくる別童話で

「みにくい天下りの子」っていうお話もあるのですが 

ゼネコン絡みのお仕事の方 あるいは

「あれ? そういえば最近やたら『道路の陥没事故』のニュース見る機会多くない?・・気のせいかな?」という方

良かったらコチラのお話もご覧ください。

まあまあ楽しめる(笑えませんが)と思います。ここでは書けませんけど。

もう一度書くけど、あくまでもファンタジーの世界のお話ですよ。

内容が気になる方はこちらもどうぞ

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