

今日のお便りは、ペンネーム・令和生まれのベイビーさんからです。
こんにちは。先日、生まれて初めて“お小遣い”っていう「オカネ」をもらいました。
「オカネ」って、なんですか?

ねぇ、ピンカーンはお金ってなんだと思う?



お金はね、“もの”や“してもらうこと”を交換するときに使う、
みんなで決めた便利な道具なんだよ。
ベイビーさんにもわかりやすく言うと、お金は“ありがとう”を
相手に渡すための道具、ってことだね。
その仕組みをやさしく教えてくれる
『東大生が書いた 日本がもし100人の島だったら』という本を
紹介するね。
この本では日本を100人の“島”に例えて、お金や仕事がどう動いて
いるかを教えてくれますよ。」



令和ベイビーさんは、まだ本を自分で読むのはむずかしいかもしれないから寝る前にパパかママに読んでもらうといいいかもね。
パパやママが読んでる途中で寝ちゃうかもだけど笑
毎日 見たり聞いたりする「経済」ニュースや時事ネタ、身近なお金について
私たちは一体どのくらい理解しているのでしょうか?
何も知らない子供達に、もし質問されたとき
ちゃんと正しい答えをわかりやすく伝えることが出来るのでしょうか?
この本ではそんな、わかっているようでわかっていない
「お金」「景気」「債権」「税金」などをわかりやすく解説してくれます。
この本の構成について
1 ケイザイ以前の話
資源やモノが少なくても「お金」を使うルールを使えば「分配」がスムーズ。
動物とは違う「国」や「お金」を持つことでヒトは生存能力を高めることの出来た、すごい発明品。
2 国家とお金 国がお金を導入する仕組み
「税金」を「お金」で払わないと逮捕される(暴力) という仕組みを作ることで「お金」に価値を生ませた。
お金は「モノ」や「サービス」」を媒介させるための便利な道具にすぎない。
3国の役割と政府のお仕事
国の役割とは?・・・「発展」と「平和」
4景気と物価
インフレ・デフレは、景気の良し悪しの ただの「結果」に過ぎない。
5投機と債権(バブルの仕組み)
お金や債券の価値は、国の「逮捕する力(暴力)」で成り立っている。
被害者は結局、貧困層や中流層ばかり。(リーマンショック)
6貿易と為替
為替取引や貿易は、島と島の仲の良さがあって初めて成立するものである。
何故 ロシア・中国・北朝鮮などが「核」を手放さないのか→それ以外に交渉のカードが無いから。
お金を持っていても、モノやサービスを生み出せない国に価値は無い。
7課題と未来
みんながお金について理解できることが、結果的にみんなが平和に暮らせることにつながる。
この本の魅力
- 「日本」を“100人の島”にすることで、複雑な経済が単純化され想像しやすいところ
- 経済をただの冷たい「数字」としてではなく、経済=“人のつながり”として描いているところ
- 可愛い動物などのキャラクターなど、やさしいイラストの登場で 学びながら癒やされるところ
- 漢字が少なく、言葉も簡単。
最後に
めちゃめちゃ読みやすい経済本です。
この本より読みやすい本があったら教えて欲しいです。
ただ、私は この本を一回読んで スラスラと理解し、納得出来たわけではありません。
がっつり2回読み返してみましたけども、結局ワタシの理解力では まだまだ全てを理解出来たとは思えませんでした。
しかし1回目よりも2回目、またスポット的に3回と読むごとに理解度が深まる感じはありました。
今後も時間を空けてちょくちょく読み返すことで、理解を深めることができそうです。
移り変わることもない、普遍的な経済の仕組みですので繰り返し辞書引くように読み返せそうだなと思います。
そのうち紹介したい本に書いてありましたが、理解度は元々その人の持つ「知識のストック」の違いであるそうなので これからまた知識が増えればこの本の理解度も増すと思います。
「バブルの仕組み」や「インフレ・デフレ」についてなど、誰かに説明するのにも非常にわかりやすく書かれていますので是非興味のある方は参考にされてください。


こちらからどうぞ!









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