誰かの答えで生きてない?正解ばかり探してしまう大人が「アート思考」で取り戻すべき「自分軸」

末永幸歩:自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考 : 2020年初版

目次

VUCA時代、「正解探し」はもう通用しない

ご存知ですか?

いま私たちが生きているのはVUCA(ブーカ)時代と呼ばれています。

  • Volatility(変動性) 物事や状況が、以前と比べて目まぐるしく変化し続けている状態。
  • Uncertainty(不確実性) パンデミックや自然災害、経済紛争など、将来が不透明な状況
  • Complexity(複雑性) 原因と結果の関係が単純ではなく多くの要素が複雑に絡み合っている(サプライチェーン)状態
  • Ambiguity(曖昧性) 物事が曖昧で状況の解釈が定まらない状態。前例のない出来事が多く明確な答えがない状況。 

つまり、変化が激しく/先が読めず/複雑で/正解がない世界

このような時代には、「誰かが決めた正解」を探していては生き残れません

求められるのは、自分で考え、自分の視点で判断し、新しい問いを生み出す力

それが——アート思考です

※サプライチェーン…製品やサービスが、部品の調達から消費者の手元に届くまでの一連の流れのこと

なぜ13歳なのか?

13歳からのアート離れ=中学校からの美術教育

図工や絵画の時間を無邪気に楽しめた小学校時代。

しかし中学校から始まる「美術」という授業では、デッサンの「正しい描き方」や

美術史の「知識」が中心となり

そこから始まる、美術(アート)への苦手意識。

筆者は美術(アート)を通して、「みんなで1つの正解」を見つけるではなく、

一人一人が「オリジナルの答え」を作る能力を、

アートと距離ができてしまった、あの13歳の頃までさかのぼって取り戻して欲しいと願っています。

『この本を読むメリット』—— 3つの柱

13歳までさかのぼって「アート思考」を取り戻すことで得られるメリットを3つにまとめると

  1. 「自分の視点と軸」を取り戻す
  2. 「正解がない世界」を生きる力が手に入る
  3. 美術館が、人生が、もっと楽しくなる

① 「自分の視点と軸」を取り戻す

大人になるほど、正解や常識に合わせて生きるのが当たり前になり、本来の「自分の視点」が埋もれていきます

この本を読むことで、その視点がゆっくり蘇ってきます。

自分だけの視点を持つということは、同時に**「自分の人生の軸」を作ること**。

著書の中でも出てくる スティーブ・ジョブズのように、どんな逆境でも

「自分が何を大事にしているのか」が分かっていれば、落ち込んでも、何度でも立ち上がれます。

また、他人の意見やSNSの空気に流されにくくなり、心に軸が通ります。

② 「正解がない世界」を、生きる力が手に入る

ここが一番大きいかもしれません。

学校でも会社でも「正しい答え」が求められる社会。しかし、アートの世界には正解がありません。

著書を読むと、その「正解がない心地よさ」を思い出すことが出来ます。(1+1=2だけじゃない)

完璧主義がゆるみ、「感じたままでいいんだ」と心が軽くなります。

また、アート思考の3ステップ

——見る→ただ、感じる→自分オリジナルの言葉にする→自分の中で新たに問いをつくる——

というプロセスを通じて、

自分の頭で物事を考え、判断する力が鍛えられます。

これは、厳しい荒波のような現代のビジネスの世界や人生でも、最強の武器になります。

③ 美術館が、人生が、もっと楽しくなる

美術館を敬遠する人の多くの理由が「どう見ればいいかわからない」ということです。

でも、専門知識なんていりません。

この本を読むと、感じる→自分の言葉にする、ただそれだけで 作品が深く見えるようになります。

そして、美術館が「緊張する場所」から「発見の宝庫」へ変わり、

日々の風景も アートを見る視点で楽しめるようになる。

そして日常の新たな発見により

人生そのものがもっと豊かに、クリエイティブに感じられるようになる

——それがこの本の最大のギフトです。

大人こそ、アート思考を学び直そう

正解を探すより、自分の視点を取り戻す。

13歳で離れたアートを、大人になった今こそ学び直す。

「自分の答えで生きる練習は、いつからでも始められる。」

この本は、美術の本に見せかけた**「人生を取り戻す本」**。

大人が忘れた感性を、そっと引き上げてくれる一冊です。

「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考 [ 末永 幸歩 ]
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