
なんとしてでも手に入れる! アイツの尿を!
どういうことですか?
と思われるかもしれませんが、一応江戸川乱歩賞受賞作品です。
作品の内容は・・・週刊雑誌の落ちこぼれ新人記者が、ある潜入取材を命じられます。
それは人気男性アイドルが、たった三ヶ月でスリムな体型から ボディビル大会で3位に入賞するほどの筋肉を手に入れたというニュースを受け、ドーピング疑惑が浮上します。
本人は完全否定していましたが、その真意を確かめるため新人記者は 彼がプロデュースしたトレーニングジムに潜入することになります。
主人公にとって 初めは完全に、やらされてる感しかない取材でしたが、潜入取材のために始めた筋トレを通し、
徐々に仕事にも筋トレにも主体的に行動するようになっていきます。
果たして、男性アイドルの筋肉は 本物なのか? ドーピングで出来たニセモノなのか?
主体はミステリー小説ですので、謎を解いていくストーリー展開もテンポ良く、終盤になるほど一気に楽しめます。
登場人物や、話の展開は大真面目なのですが ミッションをクリアするのに必要な課題が なかなかユーモアのある内容ばかりで しっかり楽しませてくれます。
普段から筋トレネタをチェックすることが好きな私は、小説の中で出てくる トレーニング時の描写や、用語、ボディビルダーたちの習慣に 特に気にすることもなく読み進めていました。
普段全く筋トレなどに馴染みのない方が読むと、新しい扉が開けるかも?
ただストーリーを楽しむだけでも充分満たせますのでどうぞ一読ください。
カーリーちゃん 「フェイク・マッスル」はどうだった?

ゴリマッチョも細マッチョも どっちでもいいにゃ。
見せ筋作るのも大変だにゃ。
筋肉は 裏切らない!ハッ!
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