
ゼロで死ね。とは?
ここで書かれているゼロとは、そうです。お金です。「Money」資産・財産
宵越しの金は持たない主義の方、今欲しいものややりたい事に我慢せず散財している方 そんな方はあまり参考にならないかもしれません。(私個人としては別の本をお勧めしたい)
この本は 著者のビルさんが、実際に自分の亡くなるタイミングを想定し、逆算して資産を使い切ることを実施した内容と、ゼロで死ぬことを皆さんに推進する根拠などを具体的に示してくれています。
とても読みやすい構成になっていますが、土台がアメリカ生活のアドバイスなので 保険や不動産の内容や考え方にはこちら日本とのギャップを感じる箇所もあります。その辺はご了承くださると幸いです。
お金とは?
お金は結局 手段なんですよね。目的を達成するためのツール。
ヤギじゃないので、お金食べてもご飯の代わりにはなりませんし。
お金を使って目的の何かを得る手段の道具です。
そりゃ無いより有るに越したことはありません。
無い人がある人を羨むことも有る人が無い人にマウントするのも珍しくは無い。
けども、だから何なんだってことですよね。
死ぬ時にいっぱいお金持ってても、他人は羨ましがるでしょうが 本人が病気でベットから起き上がれないんじゃ
鼻紙にもなりません。(ティッシュのほうが噛みやすい)
お金も使うタイミングは大事にしたほうがいいよって話で
例えば20歳の人が お金は無いけど仕事を休んで一人で長めの海外旅行に出かけた体験は きっと25歳でも30歳でも体験出来なくて、その時は色々ハードな体験もするんだろうけど 間違いなく死ぬまで一生の宝物になる体験になるはずだよと。
宝物って表現じゃなんか キラキラしててピンと来ないとすれば、その思い出せる記憶の体験が有るのと無いのじゃその先の会話にリアリティさが増さないとか、失敗も話のネタに出来るだとか メリットの方が断然デカいよと。
じゃあ今は無理だけど、定年くらいで時間も出来て(暇になったら)お金も出来たら とか 子育て一段落して とかからの旅だと 同じところに行っても、自分が20歳じゃ無いから その時は興奮出来たことが つまんなかったり、色々寝ないで楽しめたのが、最初の1日に動き回って疲れて楽しめなかったり、周りの人も20歳の青年に対してのフランクさじゃなくて、お金のある年配の観光客としての対応しかやり取りなかったり、同じ体験は難しい・・というか出来ないよね。
「若さ」は「健康」とは似て非なるもの。イコールでは無いのです。残酷ですが・・。
どんなに健康な50代でも、それは健康な50代なのであって 20代では無いのですよ。良いとか悪いとかではなくて。
ああ、だったらもう自分は20歳じゃ無いから何やっても遅いんだね。
って極論でキレるタイプの方にお伝えするとすれば
仮にあなたがもう若くないって思ってても 今が生きている人生で一番若いのは間違いなくて
今、この時、目の前の人と過ごしている体験のMAXはもう二度とこの先 戻ってこないということ。
仮にあなたが50代だとしても、80代になったら得られない経験を今だったらすることが出来るんですよね。
それが健康であればなお楽しめるんです。早いことユー楽しんじゃいなよ!
「もっと今を大切に生きたほうがいいよ」ってことですかね。
先じゃ遅いんですよ何事も。全力で今今今今オラオラオラオラ
先は今思っているほど叶えたい値を満たしてはくれないということに気づいて、今出来得る事にもっと集中しようよってことです。
健康 時間 お金
いますぐ旅行に行こう!って旅を進めるだけのガイドブックではなく 考え方の参考書としてのこの本の魅力として
面白いなと思う箇所を一つご紹介します。
本の中で出てくる「ライフエネルギー」というキーワードです。(P30参照)
ライフエネルギーとは、人が何かをするために費やすエネルギー。
仕事で得たお金=それを稼ぐために費やしたライフエネルギーの量
年収700万の仕事と、年収400万の仕事 あなたならどっちが良い? と聞かれ、そりゃ多い方がいいでしょう。と即答すると思います。が、ただし
700万の年収を得るために高いコスト(通勤費・通勤時間・満員電車や通勤ラッシュのストレスなど・仕事で着る必要のある高い衣装代・一日16時間労働など)
400万の年収だけど、上記のコストがほぼ掛からないストレスの少ない職場
この二つを比べると、年収400万の人の方が1時間あたりに得ている価値は大きいかもしれないですよ という発想。
「収入は、必ずしも労働の時間単位の価値を表していない」
このような新しい視点をもたらしてくれる 素晴らしい良書を、まだの方はぜひ一度ご覧ください。
ご注文はこちらをどうぞ↓

コメント