成毛眞:著書 「本は10冊同時に読め! 」:2008年初版

【はじめに】今回紹介する『本は10冊同時に読め!』(成毛眞)を読むメリットは下記の通りです。
「本は1冊ずつ丁寧に最後まで読む必要はなく、10冊(それ以上でも良い)を 並列で“つまみ読み”しながら、自分に必要な情報だけを高速で集めよ」という読書術の提案です。
「1冊ずつ丁寧に読む」は時代遅れ?成毛流・超並列読書のすすめ
元マイクロソフト日本法人社長の成毛眞氏が提唱する『本は10冊同時に読め!』は、従来の「1冊を最初から最後まで丁寧に読む」という読書常識を覆す一冊です。本書の核心は、完読にこだわらず、複数の本を並行して”つまみ読み”することで、インプット効率と発想力を劇的に高めるという斬新な読書戦略にあります。
なぜ「10冊同時読み」が効果的なのか?
脳はマルチタスク向きに設計されている
成毛氏は、人間の脳は本来マルチタスクに適しており、1冊を順番に読むよりも複数冊を行き来するほうが思考が活性化すると主張します。異なるジャンルの情報が脳内で交差することで、知識が立体的につながり、新しいアイデアが生まれやすくなるというわけです。
読書の目的は「完読」ではなく「理解と情報収集」
多くの人が陥りがちな「最後まで読まなければ」という呪縛を、成毛氏はきっぱりと否定します。読書の本質は内容を理解し、必要な情報を得ることであり、不要な部分は遠慮なく飛ばしてよいのです。
「10冊同時読み」の実践テクニック
① 本を生活動線に配置する
ジャンルの異なる本を複数冊用意し、家の各部屋や通勤カバン、オフィスのデスクなど、日常の動線上に配置します。トイレに1冊、ベッドサイドに1冊、リビングに数冊──こうすることで、スキマ時間に自然と手が伸びる環境が整います。
② 常にどれかが「クライマックス状態」になるよう調整
10冊を並列で進めることで、必ずどれか1冊は自分にとって面白い箇所に差し掛かっている状態を作り出せます。これにより読書のモチベーションが途切れず、飽きることなく継続できるのです。
③ つまらないと感じたら即座に撤退
途中で面白くないと感じたら、無理に読み続ける必要はありません。成毛氏は「つまらない本に時間を使うのは人生の無駄」と断言し、思い切って次の本に移る勇気を推奨しています。
どんな本を選ぶべきか?──「庶民の読書」から脱却せよ
ベストセラーのハウツー本だけでは発想は変わらない
成毛氏は、書店の平台に並ぶビジネス書やノウハウ本ばかりを読む行為を「庶民の読書」と表現し、警鐘を鳴らします。こうした本だけでは、誰もが同じ情報にアクセスするため、差別化された発想や生き方は生まれにくいというのです。
仕事と無関係な分野こそ積極的に取り入れる
教養書、歴史、科学、アート、趣味の本など、一見仕事と関係のないジャンルこそ、脳内に知識のネットワークを構築し、予想外のアイデアの源泉となります。成毛氏自身も、多様な分野の本を読むことで視野を広げてきたと語っています。
情報収集型の読み方──「全部読む」から「拾い読み」へ
ビジネス書や情報系の本は、自分にとって新しい知識や必要な箇所だけを熟読し、既知の内容や興味のない部分は思い切って飛ばすべきです。これにより、限られた時間で最大限の情報を効率的に吸収できます。
「10冊同時読み」で得られる3つのメリット
1. インプット量が爆発的に増える
並列読書により、月に読める本の冊数が飛躍的に増加します。時間の使い方が洗練され、「読書時間が足りない」という悩みから解放されます。
2. 異分野の知識がつながり、発想力が磨かれる
異なるジャンルの情報が脳内で化学反応を起こし、単一テーマの読書では得られない立体的な思考が可能になります。
3. 人生を超並列でアップデートできる
本書のメッセージは、読書という行為を通じて、自分の知識・視野・生き方を同時多発的にアップグレードできるというものです。10冊同時読みは、人生そのものを加速させる装置なのです。
まとめ:完読主義を捨て、読書を”戦略的に”楽しもう
『本は10冊同時に読め!』が提唱するのは、読書を義務や苦行ではなく、知的好奇心を満たす戦略的な遊びとして再定義することです。1冊を最後まで読み切ることにこだわらず、複数の本を自由に行き来しながら、自分にとって本当に必要な情報だけを高速で集める──この柔軟で能動的な姿勢こそが、現代の情報社会を生き抜く読書術と言えるでしょう。
あなたも今日から、本棚の10冊を同時に開いてみませんか?

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